1-1. 「よさよさ」とは?

レッスン1:「よさよさ」とは?
photo by Xie Okajima
 
 
「よさよさ」って、何だろう。
 
それは、「人と人の間にある何か」の状態を表す言葉。
 
人と人の間にある何か。
「何か」は、
「空気感」であり、「つながり」であり、「ひととひとによって交わされるもの」だ。
 
言葉。言葉にならない表現。
感情。エネルギー。
 
そういったものが、「よさ」に基づいて発され、受けとめられている状態。
そこにいる人が、「(すべての人にすでにある)よさ」を見ている状態。
 
これが、「よさよさ」。
言葉にするならば、ね。



もう少し話を進めてみよう。
 
じゃあ、「よさ」って何だ?
 
「悪い」の対義語としての「良い」をイメージすると、「よさ」は、いわゆる「長所」「強み」という定義が浮かぶかもしれない。
就職活動で履歴書に書くような種類の。
 
でも、「よさよさな世界」における「よさ」は、そうではない。
もちろん「長所」も「強み」も「よさ」なのだけれど、「ただただ、好きなこと」とか「(むしろ)苦手なこと、弱いところ」も「よさ」だ。
 
なんだ、ぜーんぶ「よさ」だったんじゃん!
という感覚。
それこそが「よさ」を見ている状態であり、その状態の人たちの間は「よさよさ」になるのだ。



それはまるで、そこにいる人が皆、「よさメガネ」をかけているみたいなことなのかもしれない。
 
もう分かると思うけれど、無理に「長所」を見つけよう、とか、「何でもポジティブに解釈しよう」とかっていうメガネではない。
 
余分なものを取り除いて、そこにいるその人そのままを見る。
「あるもの」をそのまま受けとめるメガネ。
ちなみに。
「人と人の間」と書いたけれど、それだけではないな、と思う。
 
人と出来事の間。
人と物の間。
人とSNSについたコメントの間。
 
物事とどんな風に接するのか、にも「よさよさ」かどうか、はあるのだ。



次のレッスンからは、そんな「よさよさ」に含まれているものについて考えていく。




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