1-6. 自由さ

レッスン6: 場に「よさよさ」が起きるために必要なこと②ー「自由さ」
(2018/5/19 6周年特別版良さcafeにて)

「よさよさ」に含まれる、
「安心感」「深い対話」「受けとめ合うこと」がそこに起こるために(もしくはそこに起こすために)、必要なこと。
 
「受けとめてもらえる感」に加えて必要なのは、「自由さ」だと思う。

「受けとめてもらえる」と感じられれば、それだけで本音を言いやすくはなるものだが、そこに「自由さ」が加わると、さらに安心感が増す。
その人がもっとも話したいこと、その瞬間のその人そのもの、が場に出てくる。



こんな経験はないだろうか。

意見や感想を求められて、「どんなことを言うのがふさわしいだろうか?」と考えたこと。

「どんなことでもいいから、思ったことを教えて」と言われて、「正解は何なのか?」と思ったこと。

正解はないにしても、「どんな種類の、どのぐらいの深さの話をすれば、この場で浮かないのか?」と思ったこと。

そんな中で発言するのは、自分の中から確かに出てきたことを言うのであっても、心にぴったりではない、窮屈な感じがするものだ。

この場に発する表現は本当に自由で、どんなことでもいいのだ、という「自由さ」が感じられることは、とても大事だ。



よさカードは、その「自由さ」を演出するものでもある。
柔らかさや遊び心を感じたり、「正解がなさそうだな」と無意識に感じとったりする人が多い。
この、よさカードの「正解がない感」を活かし、自由さを感じとってもらえるよう場づくりをしていく。

前章で書いた、「何が出てきても受けとめる」在り方でいることは、場に自由さを漂わせるためにも活きる。

カードを見て思うことは、くだらないようなことでも、心の奥底の大切なことでもいい。

たくさん思いついてもいいし、ひとつだけでもいい。
何も出てこなくて何も話せなくてもいい。

そんな、「ーでもいいし、そうでなくてもいい」を言葉にして伝えながら、場に自由さを存在させるのだ。

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