0. 「あなたと周りがよさよさになるレッスン」について

0. プロローグ
2018年8月。
ふと、こんな問いが浮かんだ。

「もしあと1年しか生きられないとしたら、何をする?」

身体は至って元気で、余命を意識する日々ではない。
(人はいつどこで人生を終えるのかなんて分からないけれど。)
だからなのか、きっとわたしは、上手に(リアルに)「余命1年」を想像できていない。

それでも、いくつかの
「これはやっておきたい」
「これを遺したい」
というものが心に浮かんできた。

2012年の春から始めて7年目に入っている「良さcafe」。
その、本質を、遺したいと思った。

良さcafe(あなたの良さがみえるcafe)は、対話のワークショップ。
その構成やワークの中身というよりも、そこに起こる「よさよさ」(な空気感)が特徴なのだ。



よさよさ。
人と人とは、こんなに安心して、深いところで交流できるのだ。

よさよさ。
その瞬間の自分をそのままに表現して、そのままに受けとめ合える関係性っていいな。

よさよさ。
そんな関係性で一緒に何かをすることで、それぞれのよさが活かされて、チームの力が何倍も発揮されるのだ。

これが、特別なことなんかではなく、当たり前になったらいい。
すべての人と人との間が、よさよさになったらいい。

ほんとうは、それが人の自然な姿だと思うのだ。
ほんとうは、人と人との間は、よさよさでないことの方が不自然だ。

世界をすべて、よさよさに。



「よさよさ」を言葉で伝えることは、わたしにとって簡単なことではない。

その場に、自分に、「よさよさ」を起こすには何が必要なのか、ということについても、感覚的に捉えてきた部分が大きい。

けれど、もし1年後にわたしがいなくなってしまうのなら。
たとえ多くの人に伝わる文章が書けなくても、できる限りすべてをまとめたものを残そうと思った。

そして、1年後云々に関わらず、人と人との間がよさよさである世界のために、書こう、と思った。

世界をすべて、よさよさに。
〜あなたと周りをよさよさにするレッスン〜

始まります。







世界をすべて、よさよさに。

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