1-3. すっと始まる、深い対話
レッスン3:「よさよさ」に含まれるもの②ー深い対話
(2018/5/19 6周年特別版良さcafeにて)
「よさよさ」に含まれるもの。
ひとつ目は、『安心感』だった。
ふたつ目は、『深い対話』。
深い、というのは、心の深いところに置いている大切なことや、些細な感情の揺れ、価値観に関する、ということ。
例えば初対面の誰かに自己紹介をするとしたら、あなたは何を伝えるだろうか。
シーンにもよるけれど、名前、肩書き、携わっている仕事や活動の中身、住んでいる地域、家族構成などだろうか。
良さcafeでは、そういうのをすっ飛ばして、いつの間にか深い対話が生まれていることが多い。
名前はニックネームぐらいしか知らなくて、職業も肩書きも知らない。
その関係性の中で、「今の自分の原点となった体験」だとか「(業種も職種もさておいて)職場でともに仕事をする人に対して感じていること」だとかが、語られる。
「原点となった体験」について話しましょう、とお題が与えられるわけではない。
そのとき、その人が思い出したこと、「話したい」と湧き上がってきたことが、それだったのだ。
こうして語られたストーリーからは、「その人がどんな人なのか」(の一つの面)がみえてくる。
どんな価値観を持っていて、どんなよさがある人なのか。
もちろん、必ず深い対話をしなくてもいい。
「さらけ出しなさいよ」という場ではない。
「深い対話が出現できる」と言ったほうが正確かもしれない。
「よさよさ」な場には、人の心の深い部分が語られても大丈夫だ、という空気がある。
(そういう意味で、「安心感」が土台だ)
だからそれは出現しやすく、深いところと深いところでの対話が自然に生まれるのだろう。
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